ロンドンの、船上の鍼灸師の日記

2012年から客船で鍼師として働いていましたが、2017年からロンドンで治療家として働いています。治療のこと、クルーズのこと。色々綴っていこうと思います。ウェブサイトはこちら。https://www.junjapaneseacupunctureandshiatsuclinic.com/

映画、本など

土着のエッセンス

先日、イカゲームを患者さんの家でみせてもらった。エピソード1だけだったけど。 バトルロワイヤルに似てるらしいとか言われていたので、どんなもんなのかなぁと思った観たら、確かにそんな要素はあるかもなぁと思った。その一方で、韓国のアイドルに日本の…

リアリズムはリアリティから生じる。じゃあ治療というリアリティは?

蛤御門のヘンという角田龍平さんがパーソナリティをつとめるラジオで塩田武士さん(罪の声という小説が代表作)がゲストで出演されていて、平成天皇の肖像画を描かれた野田弘志さんの言葉を引用していました。(ラジオはポッドキャストで聞けます) それが「リア…

子供の初めてのあくび→アリクイはあくびで口を開けない

子供が初めてあくびをしました。子供が後ろハイハイをした時も、「おー!」って不意に子供の成長を感じることがあります。 掴まり立ちをしだしたこの時期だからこそ、頚椎の前弯がしっかりすることで頭蓋が背骨全体で支えられるようになったのかな。そういう…

初めての渋谷らくご

お題「好きなシリーズもの」 渋谷らくごってご存知ですか? 初心者でも楽しめる「渋谷らくご」 僕はPodcastでずっと聞いてるんですが、そこがこの度、5月公演を初めてオンライン上でやるとのことで、オンライン寄席へ行ってみました。 これは新規のお便りが…

戸愚呂弟の死と仙水の死の共通点 仙水編その4

お題「好きなシリーズもの」 お題「#おうち時間」 仙水と飛影はなぜ黒の章に興味を持ったか。仙水編1 - ロンドンの、船上の鍼灸師の日記 コエンマの霊界告発と仙水とグレタさん。仙水編2 - ロンドンの、船上の鍼灸師の日記 誰にでもある多重人格。幽白:仙…

誰にでもある多重人格。幽白:仙水編3

お題「#おうち時間」 お題「我が家の本棚」 前回までの続きはこちら 仙水と飛影はなぜ黒の章に興味を持ったか。仙水編1 - ロンドンの、船上の鍼灸師の日記 コエンマの霊界告発と仙水とグレタさん。仙水編2 - ロンドンの、船上の鍼灸師の日記 前回は仙水の…

コエンマの霊界告発と仙水とグレタさん。仙水編2

お題「好きなシリーズもの」 前回までの続きはこちら。 仙水と飛影はなぜ黒の章に興味を持ったか。仙水編1 - ロンドンの、船上の鍼灸師の日記 前回は仙水編のストーリーの説明と、仙水が変わるきっかけとなる黒の章になぜ飛影は惹かれたのか、また、その共…

仙水と飛影はなぜ黒の章に興味を持ったか。仙水編1

お題「#おうち時間」 お題「好きなシリーズもの」 仙水編が書かれたのは1993年で僕は10歳でした。初めてこの漫画を読んだのは何歳か覚えていないのですが、10代の中頃から後半だったように思います。 初めて読んだ時は仙水編についてただ単純に面白…

遊助が否定した戸愚呂の価値観をなぜ肯定したのか 幽白その3

前回まではこちら。 幽遊白書その1、HUNTER×HUNTERとの性質の違い(主観) - ロンドンの、船上の鍼灸師の日記 遊助は何を守ったのか。戸愚呂に勝てた理由。幽白その2 - ロンドンの、船上の鍼灸師の日記 前回の最後に「妖怪となった戸愚呂が死を放棄するこ…

遊助は何を守ったのか。戸愚呂に勝てた理由。幽白その2

その1はこちら 幽遊白書その1、HUNTER×HUNTERとの性質の違い(主観) - ロンドンの、船上の鍼灸師の日記 そういう意味で、暗黒武術会以降の話、つまり戸愚呂編と仙水編、あと魔界統一トーナメント編は終わり方がいいなぁと思うんです。(HUNTER×HUNTERのキ…

幽遊白書その1、HUNTER×HUNTERとの性質の違い(主観)

僕が日本からロンドンまでわざわざ持ってきた漫画は6つあります。(もっと持ってくる予定ですが) 本棚にあるのが「陰陽師」「レベルE」「幽遊白書」「さよならも言わないで」「HUNTER×HUNTER」「ホムンクルス」です。半分が冨樫義博さんで偏りすぎだろうと…

森達也監督のフェイクにみるあの世とこの世の間

森達也監督をご存知でしょうか。 オウム真理教をテーマにした「A」などが有名なドキュメンタリー監督です。 ご存知の方もいれば、全くご存知でない方もおられるでしょう。 佐村河内守さんを覚えておられますか? 耳に障害のある作曲家です。 森達也監督の「F…

後妻業の女の悲喜こもごもさ

私が購読していメルマガの執筆者の1人が映画評をされていて、この「後妻業の女」を「伊丹十三監督へのオマージュ」と書いていました。 私は伊丹監督の作品を観たことがないのですが(早くビデオ屋さんで借りないと!)、NHKの番組で取り上げられているのを観…

シン・ゴジラで思い出す海外で拠点を作りたい理由

先日、シン・ゴジラを観に行きました。 放射能を食べて蘇ったゴジラとそれを退治しようとする日本の政府や自衛隊といったチームジャパンとが繰り広げる物語。 政府の対応がとてもリアルだとか、ゴジラはエヴァンゲリオンの使徒の延長線上にあるなど、色々な…

「聴」ということについて。 FAKEとクリスティーンさんとLISTENと

LISTENという映画をご存知ですか?映画『LISTEN リッスン』 今日たまたま時間ができ、映画でもみようかとネットサーフィンしてたらたまたま見つけたこの映画。 今年は、森達也監督のFAKE(映画『FAKE』公式サイト)やNHKのスーパープレゼンテーションでやっ…