ロンドンの、船上の鍼灸師の日記

2012年から客船で鍼師として働いていましたが、2017年からロンドンで治療家として働いています。治療のこと、クルーズのこと。色々綴っていこうと思います。ウェブサイトはこちら。https://www.junjapaneseacupunctureandshiatsuclinic.com/

2015-01-01から1年間の記事一覧

ポルト、爽やかな風が吹く街。 Porto, the town that blows comfortable wind.

*English is after Japanese 乗船前にポルトへ行ってきました。 今ヨーロッパでもっともホットな街だそうです。(何かの雑誌のランキングで1位になったと聞きました。) ワイン(もちろん、いわゆるワインではなく、ポルトワイン)の輸出で港が栄えた街で、写真…

日本の麺はポルトガル人に受け入れられるのか Does Portuguese like Japanese noodle!?

*English is after Japaneseポルトガルでは1度目の契約で仲が良かったパーソナルトレーナーの家と友人宅に泊まらせてもらいました。 お土産は買って行きましたが、それだけも何なので、日本のファストフードであるうどんとラーメンをご馳走しました。(出汁を…

フランセズィニアって知ってますか?? ポルトガルのポルトから francesinha

*English is after Japanese 無事にポルトガルに着き、友人と再会した翌日、ヨーロッパで今一番熱いらしいポルトに遊びに来ました。 そのことはまた追って書きますが、ここポルトにあるフランセズィニアという郷土料について今回書きます。 私はまだ日本で聞…

日本出国と地中海編の始まり leaving Japan and start blog about Mediterranean

*English is after Japanese 5週間の滞在を経て、日本を発ちポルトガルの首都リスボンに着きました。23時40分発という今までで一番遅い飛行機でした。 働くのは4月25日からですが、以前船で一緒だったポルトガルの友人宅に3泊して、船に乗り込みます。 彼と…

作品を観る意識は三段階 3 conscious level to watch an art work

*English is after Japanese ある美術作品を観る という行為にたいして、3つの意識状態があるよねという話で以前友人と盛り上がりました。 それは、 1) その作品のこと、それから想起されることについて考える 2) 作品を見ているが、今日の晩御飯や先日の友…

社会人10年目でわかること realize what we passed 10 years after graduation

*English is after Japanese 私は今年で32歳になります。 帰国して友人と会って衝撃だったのが、彼らは大学卒業後社会人10年目を迎えているということです。 私は美術系の専門学校に行くために一年休学し、卒業後三菱重工に入社しましたが、辞めて鍼灸の道に…

辛いものと痛みの関係

「左肩がズキズキ痛んで眠れなかった」:カプサイシンは辛味成分それとも痛み成分? : 「脳‐身体‐心」の治療室 いつも拝読している守屋先生のブログの上記の記事が面白く、知人にみせたところ、「『この患者さんも、カプサイシン受容体の閾値が低下して痛み…

どういう意識で戸を閉めるか what's your consciousness for closing the door

*English is after Japanese あるテレビ番組での一コマ。 元TBSアナウンサーの青木裕子さんが、旦那の矢部さんの立てる物音に注意をしました。子供が目を覚ましてしまうかもしれないからです。 その後も幾度も目を覚まさせる行為をする矢部さん。 なぜそうな…

帰国すると電車とテレビに疲れる理由の考察 opinion for the reason why I feel tired by watching television and riding on train

*English is after Japanese 日本に帰国してテレビや電車に乗っていると、不意に「なんか疲れたなぁ。」と感じることがありました。 特に目です。 それなぜなのか。と考えて気づいたのは、日本は海外に比べて、街を歩いていると目から入ってくる情報が異常に…

帰国して感じる世界は自分のために回っていない the world isn't mine, impression after coming back to Japan

*English is after Japanese 日本に帰ると、基本的に何もすることがなく、まさしく自由人となります。 だからでしょう、大阪の梅田なんかを歩いていると、自分は経済を回す何の歯車にも慣れていないなと塞ぎ込んでしまう瞬間があります。 「それぞれが自分の…

ある写真家の守破離 Syu-Ha-Ri of a phorographer

*English is after Japanese 写真学校に通っていた時の友人と先日会いました。 彼のストーリーを書くと、東京で有名な写真家のもとでアシスタントとして働いていましたが、その後、写真家をめざしニューヨークへ渡米。 しかし、思うことがあって、昨年帰国。…

日本人とサングラスと平安時代 Japanese, sunglasses and Heian era

*English is after Japanese 日本へ帰国すると、違和感を覚えることがいくつかあります。 今回はその一つを書きます。 それはサングラスです。 日本人はサングラスをかけません。あんなに日焼けを気にしているのに。。。 海外では、観光地のメインストリート…

プラスティックと人を不快に感じるワケ plastic and the reason to feel uncomfortable to the person.

*English is after Japanese 「彼女はプラスティックみたい。」 ある日、船で働いていた同僚があるクルーに対して私に言った言葉です。 その方は、レストランのマネージャーだったのですが、人によって態度が全然違いました。 そのため同僚がそう言ったので…

入れ歯と死の受け入れ fake teeth and accept the death

*English is after Japanese 帰国して1週間ほど。 母親が部分入れ歯にしていました。 正直、元気な母親なので、ショックでした。 でも、なぜショックを受けたのか。 それは元気な母親にそんなことは起きないはずだ。 と、自分が思っていたからということに気…

ついにこの日が。。。 finally this day...

*English is after Japanese 日本に帰国しました。 今回の契約は一つのクルーズが長かったため、結局3つしかクルーズを終えていません。 合計3ヶ月と3週間。普段の半分ほどでしたが、今までで一番長かったように感じています。 帰国した初日は非常に寒く驚き…

アマゾン川一日ツアー その2 Amazon river tour no.2

5) ピンクドルフィンとの触れ合い アマゾン川のイルカといえばピンクドルフィン。 イルカが生息している場所までボートを飛ばし、その小屋まで向かいました。 アマゾン川の各方面から集められたゲストがここに来るので、小屋は満員。 スタッフが餌をもってお…

アマゾン川一日ツアー その1 Amazon river tour no.1

*English is after Japanese マナウスというアマゾン川最大の都市で一日オフだったので、リバークルーズをしてきました。 料金は100ドル。朝から夕方までの一日ツアーです。 As I was one day off at Manaus that is the biggest city in Amazon river, I jo…

「今を大切にする」の徒然

*English is after Japanese 今を大切に生きる。 ありふれた言葉ですが、これが意味することは何なのか。 クルーズにきておられる日本の方と話して気づいたことがありました。 今は過去と未来の中にあります。 瞬間瞬間が未来をつなぐなら、今は未来のために…

アマゾンの生活ってなんなのか2 what's the life in Amazon??2

*English is after Japanese アマゾン川最大の都市マナウスでアマゾン川ツアーに参加した時に面白いものをみました。 それはアマゾンに住んでる人々がマナウス近くで観光客向けにショーを行うというものです。 ショー自体はアボリジニが使うディジュリドゥに…

アマゾンの生活ってなんなのか what's the life in Amazon??

*English is after Japanese 今再びアマゾンへ来ています。パナマ運河を越え50数日。 ここまで来ました。あと2週間弱でフロリダです。 アマゾン川第三の都市サンタレンを自転車で半日ぶらついてみました。 こぎながら考えたのは、「アマゾンの生活」って何だ…

自分が変えれる流れと変えられない流れ the flow I could change and the flow I couldn't change

*English is after Japanese 人生という流れの中で、自分で変えられるものと変えられないものがある。 最近よく考えます。 例えば、私は今回契約を短くするという流れにしました。これは自分で変えた流れです。 でもその決断は、自分では変えられない流れ(例…

契約を早める。クルーズ会社の文化の違いと治療経験 Shorten the contract. Cultural difference between each cruise lines and experience of treatment

*English is after Japanese 今回私は契約を早めました。7ヶ月だったのを半分にしました。 理由は色々ありますが、1)船の文化に馴染めなかったのと、2)あまり忙しくなれなかったがメインです。 1) 今までRoyal Caribbean, Silver Sea, そして今回Holland Ame…

行って感じた、リオのカーニバルと(日本の?)野外フェスとの違い the difference between carnival in rio and outside music festival( only in Japan?) I go and feel actually

*English is after Japanese 先日、リオのカーニバルへ行ってきました。世界で最も有名な祭りの一つなのは間違いありません。 恥ずかしながら、日本で有名なお祭りといえば、私は祇園祭と岸和田のだんじりぐらいしかみたことがありません。 リオのカーニバル…

私達は勝手に自分の人生という物語を創作してしまう

*English is after Japanese 私のような人の身体に触れる仕事の責任の一つは、他人の人生を伝えることだと考えています。 ある人が痛みに苦しんでいたとします。 前にも書きましたが、その痛みは当人以外誰もわかりません。 環境次第では誰も気にかけず、そ…

フォークランド諸島の印象を"何もない'と感じた考察

*English is after Japanese 南極に引続き、念願のフォークランド諸島に来ました。 去年天候の関係で唯一来れなかった島だったため、どうしてもきたかったのです。 半日歩きどおしで得た島の印象は「何もない」です。 それは否定的な意味ではなく、「何もな…

南極の動物は素人の写真にどう収まるのか how does armature take pictures of wild animals in Antarctica

*English is after Japanese クルーズで働いていると驚くのが、デジタル一眼レフカメラを持っている人の多さです。今が南米一周クルーズなので余計かもしれませんが。 しかもほぼ例外なく日本のブランドです。 日本と言えば、家電や車というイメージがありま…

南極へ 「南極の景色と聞かれて何を思い浮かべよう」 go to Antarctica "which picture do you imagine in "Antarctica""

*English is after Japanese 南極に向かう前、南極はどういう景色なんだろうかと考えていました。 氷の大地が拡がり、吹雪が舞う。 もしくは、チリの渓谷のよう。 私はだいたいそうイメージしていました。 でも、実際は半分あたりで半分はずれ。そんな印象で…

ケープホルン Cape Horn

*English is after Japanese 南極を別にして、世界最南端と言えばどこでしょうか? そうです。ホーン岬です。ケープホルンのほうが一般的のように思いますが。 何もないただの島と言えばそれまでです。 でも、なんとも言えない雰囲気を持った島でした。 With…

ウスアイアは世界の果てか Ushuaia is end of the world?

*English is after Japanese ウスアイア。 世界最南端の街として、自然公園をみに来たり、また、南極への入り口やクルーズの中継地として栄えています。と言っても小さな街ですが。 「世界の果て」が売りで、お土産もたくさんあるのですが、よく考えると日本…

映画は感情の栄養源 movie is the nutrition for emotion

*English is after Japanese 私はあなたの苦しみや痛みはわかりません。 想像することしかできません。 冗談でも本気で、職場の女性に言っているのが、一度でいいから生理を体験してみたいというものです。 生理痛。その程度もまた女性によって違いますが、…