「旬」のリズム
有機食品の会社で働き始めて実感できたことの1つが「旬」です。
みなだんご存じだと思います。
世の中にはリズムがあり、りんごにはりんごの、白菜には白菜の、さつまいもにはさつまいもの旬があるということを。
でも、それがどういうことかは、わかっているようでわかっていません。
なぜなら、消費者は旬という山なりのカーブの一番頂上の部分しかしらないからです。
実際の旬はそうではありません。
旬には山の形をしたリズムががあります。
私はそれを初めて知ることができました。
今の会社で働いていると、お客さんに納めるものに「欠品」が発生することがあります。
理由は「発育不良のため」。
普段スーパーへ行くと、年中トマトやゴボウを手にすることができ、発育不良なんてものが存在することを想像できません。
しかし、実際はそうではありません。
例えば大根。
年末年始は大ぶりのぷりぷりした大根が毎日運ばれてきていましたが、今はその当時に比べると小ぶりです。
そういった野菜の形の移ろいを見るというのは、日本には四季があり、そのリズムで作物ができているのだと実感することができます。
他にも何を学べるのでしょうか。
楽しみです。