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英国の、船上の鍼灸師の日記 the diary of acupuncturist on Great Britain, cruise ship

2012年から客船で鍼師として働いていましたが、2015年はイギリスで働くために有機食品の会社で働き、2017年からロンドンで再び治療家として働いています。治療のこと、クルーズのこと、食べ物のこと。色々綴っていこうと思います。

溜まり席で感じた名古屋場所の息吹 その2

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その1からの続きです。

1) 相撲は格闘技

2) 力士の大きさと存在感

3) 座布団の怖さ

1)は書いたので、2)から。

2) 力士の大きさと存在感

名古屋場所が開催される愛知県立体育館には1時半頃に着いたので、十両や幕内力士、また横綱の土俵入りを観ることができました。

また、土俵に入る前に力士がストレッチや気合を入れている姿も、席からトイレへ向かう道すがら垣間見ることができました。

いやぁ、お相撲さんは本当にでかい。

体重100キロ当たり前、200に迫る人もいるわけで、当然ながら街を歩いていてもそうそう出会える体格の方々ではない。

体格がでかいってのは生まれ持った才能なんだろうなと思います。

十両からは取り組みが始まる前に化粧回しをして全員が入場してきて土俵入りをします。

土俵入りの前に花道で待っているのですが、その時に彼等を1番じっくり観察できました。

力士の存在感。

ただ大きいという言葉だけでは説明できないこの感じはどこから来るのかなぁと真横にいる力士の列を見ながら考えていました。

それはもしかしたら、身体と脳との関係が一般人より近いからではないかなと思いました。

力士の方やプロのスポーツ選手など、身体だけを資本としている方といわゆるホワイトカラーのサラリーマンと何が違うのかと考えた時、サラリーマンは頭でまず考えますが、力士さんは頭で考えないということだと思うのです。

それは力士が頭が悪いとかそういう話ではなく、何かをする前に固定観念を持たないという話です。

頭が先行すると、今までの経験や体験に基づき、その範疇内で、次に起こることを予想・反射して動いたり反応したりしますが、身体資本の方々はそれがないから、存在感があるのではないかと思いました。

身体でぶつかってきたが故に怖いものがない=どういう事態にも対応できる自信がある。だけなのかもしれませんが。

末端が中枢の奴隷であるなら、身体を鍛えれば脳を鍛えることになるのかもしれません。

3)座布団の怖さ

そして最後の座布団の怖さです。

場内アナウンスで、「周りのお客様に危険なので、座布団を投げることは固く禁じられています。」と幾度となくアナウンスがありました。

大番狂わせがあった時などに投げられる座布団。実は私も1度やりました。。。

あれは10年ぐらい前でしょうか。

福岡へ遊びに行っていた時に九州場所を見に行こうという話になり、たまたま1番上の椅子席が空いていたので見に行きました。

その時は朝青龍が活躍しており、あまり評判のよくない力士というイメージで通っていました。

もうお分かりかと思いますが、見に行った時に朝青龍が負けたため、観客が一斉に座布団を投げたのです。

自分は初め投げるつもりはなかったけど、周りがやるのでやってみた。

スタンディングオベーションなんかも私はそれに近いと思います。

ただあの座布団。

椅子席では何の被害もありませんが、今回私が行った溜まり席は投げるのではなく投げられる立場になるのです。

座布団が舞っているのを土俵近くで見て、綺麗だなぁと不謹慎なことを思うと同時に、あれがもし不意に私の首に直撃したらそうとう首を傷めるだろうなと考えました。

高齢者の方々も周りでけっこうおられたので、彼等に万が一直撃して惨事になれば誰が責任を取るのでしょうか。

投げる側から投げられる立場になって初めて感じることができました。

みなさん、座布団は投げないようにしましょう。

日本にいる間に相撲観戦ができる日が来るのか。。。

楽しみです。