溜まり席で感じた名古屋場所の息吹 その1
少し前になりますが、名古屋場所を観に行って来ました。
観たのは、前から6列目の向正面。カメラには映りませんでしたが、力士が歩く道沿いの席であったため、とてもいい席でした。
行ったのは14日目。その時は日馬富士が2敗、白鵬、稀勢の里、貴の岩が3敗という状況でした。
しかも、その日は白鵬と稀勢の里が当たる日ということで、日馬富士の優勝がほぼ決まるかそれとも。。。
という状況。緊張感がありました。
一昨年の秋に国技館へ相撲を見に行きましたが、その時は初日。
相撲という国技・神技が催されるのにあたり、初日にはそのための清めの儀式が行われます。
それを観るために、初日に行こうという話になったのです。
その時は升席で観たのですが、それでも、結構な迫力があり堪能できました。しかし、やはり14日目をみてしまうと初日はどうしてものんびりしていたなぁと思わざるをえません。
負け越しか勝ち越しか。
初日でそれははっきり出ませんが、最後になればそこの線がはっきり出ます。
しかも、幕内力士の中には、優勝の二文字がかかっている力士さえいるのです。
14日目は初日とは違った緊張感があるように感じました。(千秋楽はもっとすごいのかも)
前で見て感じたことは幾つかあります。
1) 相撲は格闘技
2) 力士の大きさと存在感
3) 座布団の怖さ
1) 相撲は格闘技
当たり前ですが、相撲は土俵の外へ人を追い出したり、転ばせて土をつけさせたりするものです。
そうはわかっていましたが、あまり力士にガツガツしたり、ギラギラしたり(プロレスラーやプロボクサーのような)するイメージが湧かず、逆に温厚な方々というイメージを勝手に抱いていました。
でも、最前列で観て初めて知ったのは、対戦する力士同士が、制限時間いっぱいまでものすごく睨み合っているということ。
ゆっくりした動きの中に沸々と沸き立つ闘志。
テレビや椅子席、升席でも、その睨み合う目・力士が持つ迫力を感じることはありませんでした。
張り手を顔面にもろに受けたり、土俵外まで飛ばされることもある中で、生半可な気持ちでできるかなとものではないな、確かに。
残り2つは次回に。