スターバックスの持つイメージと、炭水化物に甘いつゆ。 船の同僚が大阪に来航した その3
「さあ、どうしたものか。」
と今日の行動計画をおさらいしていると、遠くのほうから、"Jun!!!"という声が。
友人のネルマリーが手を振って呼んでいました。
船と陸地という距離感というのはいいものですね。
近いようで遠い。飛行機の着陸ターミナルから友人が来た時のあの高揚感にも似ていました。
結局それから1時間ほど待たされ汗、正午前に大阪港を出発し、伏見稲荷へ。
地下鉄に乗っている時に、ネルマリーとブランカ(去年働いていた時の別の友人。カジノのディーラー)から聞かれました。
「スターバックスが飲みたい。」
この言葉。船で働いていた時に、何百回何千回と聞かされたのを思い出します。
いわゆる発展途上国の人々にとって、スタバは憧れのシンボルと言っていいのではないでしょうか。
日本でも、県内で初めてスタバができた時に行列が出来たなんていう話を聞きましたが、それと似ています。
ネルマリーが、「今年初めて南アフリカのスタバが出来たんだ!」と興奮気味に話していました。
日本人にとってスターバックスコーヒーは馴染みのもので、特別な印象を何を持ちませんが、改めてスタバの持つ存在感、はたまた欧米諸国への私たちの憧れというものを考えさせられました。
地下鉄から京阪電車へ乗り換える時にスタバのコーヒーを買い、彼女らの喉を潤して伏見稲荷へ。
祝日の最中ということもあり、すごい人でした。
テレビで外国人にとても人気のスポットだと言われていた通り、日本人もさることながら外国人観光客も多かった。
昼食をとるために、日本の丼もの屋へ。
ネルマリーが鴨南蛮うどん、ブランカが天丼を注文するも、お口に合わなかったようでした。。。
特に天丼はダメだったようで、「どうしてわざわざ甘いソースをご飯をかけて食べるんだ?私には無理だ。」とのこと。
そう言われて、西欧の人は甘いものと炭水化物を混ぜないかなぁと考えていたら、パンの上にジャムや蜂蜜をのせて食べます。
そのことを伝えると、それとこれとはまったく違うという回答。
日本人の私にとって、ご飯やそうめんなどの炭水化物に天つゆという組み合わせに違和感を覚えませんが、慣れ親しんでない方には、全く口に合わない。
文化というフィルターで人間の味覚はこうも変わるのかと勉強になりました。
次は伏見稲荷ともう1つの外国人食文化体験について書きます。