海外に住んでいる日本人が日本の良さを伝えたいという違和感3
前回は気候が病を作ることについて考えを書きましたが、今こうしてグローバルにものや人、情報が行き交っていると、このグローバリズムもまた、ある種の気候的な要素を持っているのかなと思うときがあります。
最近は流行の移り変わりが早いなんて言われます。
その最たるものの1つが、芸人さんではないでしょうか。
記憶が定かではありませんが、私が子供の頃は「一発屋」の芸人さんはほとんどいなかったように思いますが、いつの頃からか毎年、流行のギャグが生まれ、いつの間にか消えていく。
流行の食べ物もそうかもしれません。ココナッツオイルが流行っていたのはいつの日か。
そのサイクルが借金の自転車操業のように、加速して行っている気がします。
私が高校生の時はルーズソックスが本当に流行った時期でしたが、あのブームもいつの間にか終わっていました。
大学生でそのことを振り返った時、流行やそれを扇動するマーケティングはある種の感染症だなと思っていました。
それは手塚治虫のブッダでも出てきたような、大量のイナゴがある村を襲ってすべてのものを食べ尽くす姿に似ているなと個人的には思っています。
でも、そういう感染症にさらされているからこそ、自分の選んできた人生は正しいはずだというカウンターの意識が出てくる。
だから、今回のテーマとして書いた「海外に住んでいる日本人が日本を非難する」ことに日本に住む日本人は違和感を覚えるのだと思います。
日本で名を馳せた日本人が、外国に住んで日本で働いています。
本木雅弘さんや葉加瀬太郎さん、渡辺謙さん。。。などなど、あの方々はどうしてに海外に住んでいるのか。
日本が活動の拠点なら、わざわざ住む必要はないんじゃないかと誰しもが思うはずです。
彼らが「日本が好き」と言うなら、どういう点が好きでなぜ外国に住むのか。
伺ってみたいものです。
私はイギリスへ行って何か価値観は変わるのか。
感じたことがあれば、またここで書きます。