海外に住んでいる日本人が日本の良さを伝えたいという違和感1
先日聞いていたラジオでの話。
ある芸人さんが海外にロケに行って、夜飲みにいったとのこと。
現地の日本人のコーディネーターや、外国人のスタッフなどなどで話が盛り上がっている時に、コーディネーターの方が日本の悪口を言い始めたことに対して、その芸人さんだけでなく外国人もびっくりしたという話。
外国人のスタッフは祖国を離れてその国にいるかたもいたそうですが、彼らにとって祖国の悪口を言うなんてのは考えられないそうです。
そのコーディネーターの方の気持ちはわかります。私自身も日本?日本人?が持つ空気が息苦しくて、海外に出たいと思っているタイプなので。
日本が嫌いでないなら、そもそも日本を離れる必要がないと思うからです。
世界一安全な国の1つとされ経済的にも豊かである日本から、わざわざ離れて働こうとするわけですから、どこかで日本を疎ましく思う気持ちがないと出られないのではないでしょうか。もちろん転機などは別ですが。
それは田舎が嫌で東京に出てきたという人たちとなんら変わらないと個人的には思います。
その規模が少し大きく、困難さが少し増すだけで。
でも、悪口をいう必要もないのではないかとも思います。
その場に日本人として日本で働いている人がいたら、いい気がしないでしょうから。。。
「人生を振り返ってみたら、あの時のあれがあったから、今の自分がある。」という話をよく耳にします。
それを運命や宿命と呼んだりするのかもしれませんが、その出来事の関係をつないだのはその人の脳であり、出来事同士に関係なんてありません。
ですが、自分の人生は今までの過去の連続性で成り立っていると思ってしまうものではないでしょうか。
目が覚めて起きたら、昨日までの自分と違う!なんて「君の名は」みたいな話にはなりません。
その連続性の中にいるからこそ、人や動物との関係が続いています。
その考えの規模をもっと大きくしていくと、自分の人生はやはり自分が選択したものであり、「人生のあの頃はよかったなぁ」という人は、その頃から今の自分へ自分で決めてなったんだと思います。
だからこそ、地元を離れて大都市で働いたり、日本人として日本で働いていると、大都市や海外で働く道を選んだ人からけなされると拒否反応が出てしまうんだと思います。
そういう考えを私は持っていますが、東洋医学の考え方でそれと関係した面白いものがあります。
その話は次回に。