次も船に乗るのか その1 なぜ船に乗りたくなくなったか
2012年の12月から約3年、合計4回会社と契約して船で働いてきました。
契約の終わり頃になると、次はどうするのかマネージャーに聞かれ契約を更新してきました。
今までは、もう一度船で働き世界を見ようという気持ちが毎回芽生えていたのですが、今回はその気持ちが湧きませんでした。
もちろん世界はまだまだみたいです。毎日違う港に着き、その土地の文化に少し触れて翌日また違う港に着く。
それは毎日刺激に溢れた素晴らしいものです。
しかしその一方で、船の生活にも疲れました。
四回の契約のうち二回乗っていた船は、クルーが300人強の小さな船でした。
契約が7ヶ月だったので、入れ替わりはあるものの、小さなコミュニティに7ヶ月いるというのは、神戸市の新興住宅地出身の私にとっては正直息苦しいものがありました。
人間関係の距離が近いと、人のよい部分そして醜い部分を否が応でも味わうことになるのだと思い知らされました。
また、陸地の場合、外に自分のコミュニティを作りに行くことが可能ですが、船だとそれもできません。
毎日旅をして未知なる刺激を求めるか、人間関係の濃さに見切りをつけ陸地に戻るか。
悩み続け、結論が出ました。
続きは次回に。