英国の、船上の鍼灸師の日記 the diary of acupuncturist on Great Britain, cruise ship

2012年から客船で鍼師として働いていましたが、2015年はイギリスで働くために有機食品の会社で働き、2017年からロンドンで再び治療家として働いています。治療のこと、クルーズのこと、食べ物のこと。色々綴っていこうと思います。

昔からある音と今ある音とは美しいハーモライズが出来るのか

最近、コンサートをよく聞きに行っています。

Julius Eastman Memorial Dinner | Barbican

Susheela Raman: Sacred Imaginations 1 | Barbican

 

特に先週行ってきたSacred Imaginationsはとてもよく、私にとっては、日本で観たモーリス・ベジャールボレロ以来、スタンディングオベーションをしたくなるくらい感動しました。

このコンサートはオーソドックスの男声合唱から始まり、インドのタブラや中東のウードや琴(名前はわかりません)などがクラリネットとセッションなどしつつ、一方でロシアの宗教音楽をベースにした歌い方(恐らく)の方やいわゆる歌手の方々のライブもあったりと、本当に色々盛りだくさんでした。

タイトルにもある通り、Christian east(どうやくせばいいのかわかりませんが、ギリシャ正教会ロシア正教会などのいわゆるヨーロッパの東側で主に信仰されている宗教のことを指すのだと思います)の古典と現代の曲を弾いたり歌ったりしてくれました。

また、Julius eastmanは70年代に活躍した音楽の作曲家で、ダンサーでもあったりと色々な活躍をされていたアーティストで、有名なのはEvil Niggerという曲です。

Jace Claytonというアーティストが彼の曲にアドリブで電子音を重ねていくというコンサートでした。

 

Eastomanのコンサートで感じたのは、昔からある音楽や音、楽器に、最近できた音や楽器が組み合わさることは出来るのかなぁということです。

例えば、電子音とピアノという組み合わせで出来た曲って、ありそうでないなと聞きながら思ったのです。なんでないのかと言えば、きっと私が色々聞く中で、あまりいいコンビネーションじゃないと思ったから、私のItunesの中にないのかなと思いました。

きっと、世界中の音楽シーンではそんな組み合わせざらに在ると思います。

でも、基本的には電気を通した楽器はそれ同士で組み合わせ、生の音の出る楽器はそれ同士で組み合わせるのが基本なのではないでしょうか。

Eastmanの曲が現代音楽、現代クラシックというジャンルにカテゴライズされるなら、クラシック音楽で(現代クラシック含め)交響楽団に対してソロプレーヤーとして電気楽器(例えばエレキギターなど)の人が弾いてるのってイメージ出来ません。

でも、やはりそれは相性の問題で、ピアノとテルミンの曲を聞いたことがありますが、それはとても美しかったです。

そういう意味では組み合わさることは出来るけど、慎重に選ばないとやはり音としての組み合わせは悪そうです。

 

あまり組み合わさったことがない曲を聞くというのは、自分の中で未知の部分の感覚が拡張しているような気がして、脳が興奮してるんだけど、どう興奮していいのかわからないという不思議な感覚に襲われます。

それは食べたことのないものを食べた時のような感覚に近く、ウサギを初めて食べた時に近いなということに今回書きながら気付きました。(私にとってはとても奇妙な味でした。)

 

映画が好きなのも、自分がまだ味わったことのない感覚・場面・感情に出会えるからなのだと考えています。

 

もっと未知のものに出会いたい。

そう思えるコンサートでした。

 

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ピサの斜塔も、色々な塔が傾いていたらまったく特別なものにはなりません笑