英国の、船上の鍼灸師の日記 the diary of acupuncturist on Great Britain, cruise ship

2012年から客船で鍼師として働いていましたが、2015年はイギリスで働くために有機食品の会社で働き、2017年からロンドンで再び治療家として働いています。治療のこと、クルーズのこと、食べ物のこと。色々綴っていこうと思います。

スコットランド、ハイランド。ベンネビスへ行く。

高い場所を見たら登ってみたい。

そんな感覚を持ったことはありませんか?

 

私は高い山を見るといつもわくわくしてしまいます。

イギリスに来た時に調べたことの一つは、「イギリスで一番高い山はどこだろう?」というものでした。

 

それで出てきたのがベンネビスです。聞いた話では、ベンネビスという名前のウィスキーがあるとのこと。

いつか行きたいなとずっと思っていたら、私の休みの計算間違いで急遽、三連休が取れることに。

 

この勢いで行ってしまおうと、夜行バスでグラスゴーまで行き、そこから3時間かけてフォートウィリアムスというベンネビスの麓の街まで行きました。

 

スコットランドのハイランドという地方を過ぎると、バスから眺める景色が変わって来ます。

ぱっとみて思ったのは、南米のパタゴニアに似ているなと。

それは逆に言えば、それほど自然が厳しいところなのでしょう。

 

フォートウィリアムスに着いたのは12時前。今日はその日中にKinlochlvenという別の場所に行く計画だったので、急いで登り始めました。

ビジターセンターから見上げるベンネビスは雄大で、イングランドの牧歌的風景とは違います。

 

ここはイギリス一高い山ということもあり、道は整備されていて、とても歩きやすかったです。

気持ちよかった。

ただ、歩きやす過ぎると、逆に面白みがなくなるのも事実で、そこが難しいところ。

富士山よりもアルプスのほうがわくわくするのは、山道が山道らしいところも一因の1つだと思っています。

 

でも久しぶりに山に登った感覚が持てたので、非常に気持ちよかったです。

 

2日目に行ったのはBinnein Morというところで、地元の人も知らないような山だったのですが、あまり知られていない分、道が整備されておらず非常に歩きにくく、わかりにくい。

一応地図も印刷して、ルートも頭に入れて行って、誰かの山行記録をもとに登っていこうとしていたのですが、朝から降った雨で道がぬかるんでいたからか、全然道がわからない。

 

流れてくる川っぽい水と、かすかな、人が歩いたであろう道の気配を頼りに登って行ったら、道が道っぽくなってきて、なんとかルートにのりました汗

たまたま通りがかった人に現在地を確認したら、帰りに使う予定だったルートを登って来ていたそうで、道を間違っていました。ただ、行きの道は果たしてどこにあったのか、未だにわかりません。。。

 

その方にBinnein morへの行き方を教えてもらい、再度やる気が出たところで、登山開始。

昨日とは違い、すれ違った人は計3人だけで、ひたすらハイランド地方の山々の中を1人孤独に進んで行きます。

ある程度、標高が高くなって見回した景色はベンネビスとは比較にならないもので、世界の果てにいるような、宇宙のどこかの惑星に迷い込んだような感覚にさえ陥ります。

 

来てよかったなと思っていたら、帰りに完全に迷ってしまい、初めて道無き道をひたすら格闘しながら降りていきました。

こんなに迷ったのは初めてだったので、遭難して夜を迎えた時の不安はこんなもんじゃないのだろうなと思うと、将来迷わないようにしようと心の底から思いました。

 

ただ、幸運にも標高残り800メートルぐらいで、下は見えていたので、グーグルマップのGPSを頼りにどうにか辿りつきました。

途中から歩けなくなるぐらい膝が痛くなったりと散々な部分もありましたが、思い出深い登山となった初めてのハイランドでした。

 

なぜ膝が痛くなったのか分析して、次もまた来ようと思います。

 

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