首を傾ける癖とテニス肘
症例報告
30代 男性 会社員
主訴: テニス肘(右肘外側)
先週末にぬかるみの中でテニスをしていたところ、右肘外側に痛みが出るようになった。特にバックハンドでボールを打つ時に出る。
肘の外側自体はそこまで硬くなかったため、このテニス肘は患部が凝りすぎて生じたものではなく、違う箇所が硬くなりすぎているために生じた「結果」だと推測。
姿勢とバランスを観察したところ首を右に傾ける癖があり、その癖のために今回の症状が出ていると考えた。そこで、その首の癖が戻るように、ふくらはぎと背中、肩甲骨をメインに施術。
患部には全く鍼をしなかったが、強く自分で患部を押さない限り痛みが出なくなった。
身体の構造的に、首を傾ける癖のせいでバックハンドの時に肩を捻って打つことが出来ないため今回の症状が出ていることがわかったので、それも合わせてアドバイスをしました。
週末からテニスがまたできると喜んで帰られました。
原因が患部にはない場合、どうすればその痛みが予防できるかも患者さんの構造や癖を考えていくことでアドバイスができます。
毎回というわけには行きませんが、原因を突き止めることができれば1回でも痛みを取り除くことができます。
私の考えは、痛みは結果であり原因ではないというものです。
色々なところへ行っても痛みが取れなかった方がおられましたら、ぜひ一度ご相談ください。