日本人の細やかな気配りとは言うけれど、それは本当なのかと言う疑問があった。
これまで船で働くのに、色々な航空会社を人並みに使ってきました。
その中で、お金があまりないせいもあり、日本の航空会社を使うことがなかったのですが、久しぶりに乗って感じたことをつらつらと。
それはやはり日本人は細やかな気配りができるというもの。
トイレに行く時に見つけた、手で書かれた木。
よくよく眼を凝らすと、そこには飴が。
そうです、乾燥した機内に配慮して飴をサービスしているのです。
しかも、その横には青竹踏みも。エコノミー症候群が叫ばれている中、これは少なくとも私にとっては非常に助かりました。
(確か英語では書かれていなかったように思うので、外国人は青竹踏みの使い方がわかるのか疑問ですが。。。)
あと考えたのが、こういったサービスにかかった費用です。
「手書きの木に飴をつけ、青竹踏みを用意して、飛行機の旅が少し快適になるよう工夫した。」
サービスを文章にするとこうなり、何とも味気ない文章。実際かかった費用は飴と青竹踏みで多く見積もっても500円。
この500円で私は正直衝撃を受け感動しました。こうして日記を書いているわけですし。実際、他の機内でこんなサービスは見たことがありませんでした。
これはつまり、金額じゃなくてアイデアや心意気なのではないでしょうか?
その、「ちょっとした」、でもその「ちょっとした」、だからこそ、お金をかけるだけではできないことがあるんだなと思いました。
ビジネスクラスに乗って贅沢が出来た!のもいいですが、私はこのちょっとしたサービスに、大切なものを学んだように思います。
そんなことを学び、無事に日本に運んでくれたJALの飛行機での一コマでした。