英国の、船上の鍼灸師の日記 the diary of acupuncturist on Great Britain, cruise ship

2012年から客船で鍼師として働いていましたが、2017年からロンドンで再び治療家として働いています。治療のこと、クルーズのこと、食べ物のこと。色々綴っていこうと思います。

インプットとアウトプットのバランス

ある患者さんに聞かれたことがあります。「どうしたら頭がよくなりますか?」

僕だって知りたいです。。。

とは言え、「どうでしょうねー」とお茶を濁すのも自分の性分に合わないというか悔しいので、考えてみました。

 

「頭がいい」を具体的にどういうものだろうと考えた時、その説明っていくつも切り口があるように思います。

1) 自分にはない感覚・視点で物事を捉えている

2) 誰でもわかるような説明をする

3) あることを詳細に語れる

4) あることと別のこととを結びつけて共通点を見つけたり、新しい観点なんかを見つけたりする

 

まだまだあるのでしょうが、今パッと思いついたのはこんなもんでした。

それをもう少し自分なりに噛み砕き・解釈してみようと思います。

 

1) 以前参加した勉強会で、「患者さんに侵害刺激と思われずに、患者さんに触れる。」という勉強会がありました。

こんなことなんて考えたことも想像したこともなかったのですが、デモンストレーションを見て、また、そういう観点で刺激を捉え直した時に、そういう刺激が存在するのかもと体験・感じることができました。

僕は鍼灸師という仕事柄、同じ職業の人と「身体」という同じ土俵で仕事をします。

鍼を使うにしてもどういうフィルター(考え方)で身体をみるかで、本当に様々に見えてきます。鍼じゃなくても指圧、カイロプラクティックオステオパシーなどなどその施術の仕方のフィルターを通してでも見え方が変わってきます。

 

2) わかりにくい例かもしれませんが、最近こういう会話を患者さんとしました。

ジャニーズが好きでEXILEがあまり好きでない方がおられて、「韓流スターはどうなんですか?」と質問しました。

私の中ではジャニーズが好きなら、甘いフェイスが好きという意味で好きなんだろうなと思っていたのですが、その方は「なぜかわからないけど、あまり好きではない。」という回答でした。

それでどうしてなのだろうと考えていて思いついたのが、「甘い顔なのにマッチョなのが好きになれないんじゃないのですか?」というもの。

それを伝えると、「そうそう!いい例えね。」とお褒めの言葉を頂きました。

「 誰でもわかるような説明」って、ようは、エッセンスの抽出のことを言うのかもしれません。

 

 3)これはまあわかりやすいと思います。(ちなみに、これの究極的なものは、詳細に自分が語れるかどうかは別にして、情報としては乗っているインターネットの世界だと思います。)

例えば、エヴァンゲリオンを私は何度かアニメシリーズは見ましたが、あまり詳細には語れません。でも、Wikipediaで検索してみるとこんなに長いページとなっています。

新世紀エヴァンゲリオン - Wikipedia

この情報を自分の口で語れたら、頭いいって思われるだろうなぁ。

 

4)これは、2)で出した例で説明できるのかなと思いました。

 

4)の説明でも書きましたが、実際は、1−4はそれぞれが絡み合い、また1が得意な人がいれば、2や3が得意な人など、「頭がいい」にも色んな「いい」があるんだと思います。

 

話を始めに戻すと、「頭がよくなるにはどうしたらいいのか?」という問いですが、当たり前ですが、頭がいいと思われないと、あの人は頭がいいなと認められません。

どれだけインプットして頭の中に知識が詰まっていても、アウトプットして人に伝えられなければ、頭がいいか悪いかわからないのです。つまり、アウトプットの仕方次第で頭がいいか悪いかが決まると言えるのではないでしょうか?

テストだって、1つのインプット▶︎アウトプットの経路の1つです。

 

最近みたYouTubeの中で島田紳介さんが面白いことを言っていました。(記憶の中の再現なので、多少間違っているかも)

 

「『阪神タイガースの選手で誰が好き?』っていう質問をされたのに対して、「掛布や金本って」答えたって何も面白くないし、そんなの視聴者は聞き飽きてる。

俺なら、サクセスストーリーを持ってる誰も知らんような2軍の選手を答えて、その選手がなぜ好きかを熱く語る。

野球のことを知らなくても、それだけでさも知ってるように見えるもんや」

 

多少のはったり、上記の3でなくても、1や4の工夫次第でいくらでも頭がいいと思わせることって出来るんだと思います。

 

話はそれますが、人を操ったりする人ってそうのを直感的?意識的?無意識的?にやるなと思ったのが、友達に誘われてアムウェイの勉強会に誘われた時のことです。

グループの代表の人に友人が僕を「クルーズで働いてる人です。」と紹介してくれた時に、その人が「俺もCelebrityというクルーズにアムウェイで招待を受けていってきたけど、すごく豪華だったなー。うんたらかんたら。」

そのCelebrityというのは実は5つ星で、その時、僕は6つ星のSillver Seaで働いていたことがあったので、そのCelebrityがそこまでいい船ではないのを知っていました。

まあ見た目は豪華でも、それこそはったりのクルーズなんていくらでもあります笑

 

でも、その代表の人は僕がクルーズのような豪華客船で働いてる人も僕のグループに来る、などなど、恐らく意識的だとは思うのですが、グループのメンバーに対してマウントポジションを取ろうとします。

そうなると、自分が知らない世界の場合、無意識に「この代表はやっぱりすごい。」と思っちゃう。

セラピストが本やDVDを出すのもそういう効果を狙った側面もあるだろうし。

 

脱線しましたが、つまりは、アウトプットの仕方次第で、どうにでも人は人を見る目を変えられるんだと思います。カメレオンのように。

そうなると、いかにアウトプットの練習をするかになります。

人に話すよりは、独白のようなこんなブログが一番僕は練習になると思ったので、一番始めに聞かれた患者さんには「ブログを初めてみたら?」と伝えました。

僕がブログをしてるのも、アウトプットの訓練なので。

 

もっと頻繁に書かないと。

 

セイウチもクレバーになれと応援してくれてます@ウルグアイ

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