英国の、船上の鍼灸師の日記 the diary of acupuncturist on Great Britain, cruise ship

2012年から客船で鍼師として働いていましたが、2015年はイギリスで働くために有機食品の会社で働き、2017年からロンドンで再び治療家として働いています。治療のこと、クルーズのこと、食べ物のこと。色々綴っていこうと思います。

会えないと思ってたら会えた

人の縁の繋がり方って本当に不思議だなと思います。

 

こちらがこの人と気が合いそうと思って、思い切って声をかけても、あちらは何も思ってなかったり、そのまた逆もしかりなわけで。

 

船で治療をして、その時はイギリスで働くなんて思ってもいなかったのに、とりあえず番号やメールアドレスを交換した人がいます。

何人かはイギリス人だったのですが、5ヶ月ほどたって、もう会えた人もいれば、会おう会おうと言って、会えない人もいます。

 

そのうちの1人とは、メールで時々やり取りをしていて、「会えたらいいね」ととりとめのない会話の度にしていました。

「よかったら電話してきて。」と不意にメールに書いてきたので、心配になってメールを送ったり、電話をかけても応答がないことが多いので、少しイライラしながら、でも、お父さんを亡くした悲しみや彼女自身の状態を考えると、そこまで気が回らないのだろうと、頭に留めつつ、そのままにしていました。

 

ところが先日、私が送ったメールに対して返信があり、「明日所用でロンドンに行く。」という内容が書かれてあり、ちょうどその日は私は休みで用事もなかった。

 

これはもう会うしかないと急きょ会うことになり、エロスの像の近くで2時間ぐらい話をしました。

それまたメールと同じようなとりとめの内容で、でも、数年ぶりにみた彼女は思ったより、元気そうで、心の芯がくたっていないかと心配だったのですが、全然そうではありませんでした。

 

もう今は閉じてしまった、私が初めてこの鍼灸の世界を知ることになった、ある先生のブログに、

 

「人生の半分を過ぎたら、残りの時間は今まで会ってきた人のために使うべきだ。」

という言葉があります。

愛する奥様をなくし、失意の淵にずっと立たれておられた先生。

会ったこともない先生ですが、私はその先生がいたから、この世界に興味を持てたと思っています。

 

この言葉を大切にして、縁があって出会った人との再開を大切にしたいと思います。

 

また会おう、スーザン。

 

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彼女と会ったのは、大西洋横断中でした。

写真は横断中にいったアゾレス諸島での一枚。