セブンシスターズへ。その3 郊外にこそ、その国らしさがあるのか。
その1・2で山に登りたい理由とか色々書きましたが、頭で色々と考えるより、そもそも私はやはり山が好きです。山と言えるほどのものではないですが…
今回は、その行ってきた行程を書きたいと思います。
セブンシスターズはイギリス南部ではとても有名なところで、South Downsという国立公園の中にあり、その東端になります。
サウスダウンズ国立公園(South Downs) | VisitBritain
色々調べた所、そこは2−3時間の行程のところらしく、そんな時間だと半日で終わってしまうなということで、行程を少し伸ばしました。
アルフリストンというところから2時間ほどあるき、セブンシスターズを横断する、ガイドブックで計6時間ほどのコースにしました。
朝、6時半ぐらいの電車にのり、歩き始めます。
イギリスの田園風景をひたすら歩く。
花が咲き、教会が街に寄り添うように在る。
私はどんな土地にも氏神さんというものがあると考えおり、それはイギリスにももちろんいると思っています。
日本だと神社としてそこが祀られていたりするわけですが、イギリスだとそれは教会になるのかもしれません。
でも、教会と神社とではどこか雰囲気が違います。
神社は護られているという印象を受けますが、教会は共に在るという感じがすごくします。有名だったり、大きな教会は別ですが、小さな街のそれはそういう印象を受けます。
今回私が歩いたのは、サウスダウンズ国立公園内の道を歩く、サウスダウンズウェイ。
その標識を目印に、ただ歩いて行きます。
日本で言うと、「里」に近いのでしょうか。牧歌的な雰囲気が漂うところを進みながら、イギリスの春を満喫しました。
しばらく歩いて行いると、不意に場所が開けました。
海までたどり着いたのです。
グーグルマップで調べながら歩いていたので、もうすぐ海なのは知っていたのですが、不意に開けるとやはり気持ちがいいものです。
ちなみに、写真の左奥の方に見えるのがセブンシスターズです。
この山を下り、ようやくセブンシスターズへ。
日差しがさすからか、絶壁がかすむようにみえ、とても神秘的でした。
ロンドンも東京も大阪もニューヨークも大都市になると、世界中の人が来て、大きな建物がそびえ立ち、経済を回す。
その仕組みから醸し出される雰囲気は、どの街でも根本は同じように思います。
でも、田舎に行くと違って来るのかもしれません。その国が土地が本来持つものがにじみ出てくるからではないでしょうか。
もっと、イギリスの色々な空気を吸ってみたい。
そう思えた、セブンシスターズへの1日旅行でした。