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英国の、船上の鍼灸師の日記 the diary of acupuncturist on Great Britain, cruise ship

2012年から客船で鍼師として働いていましたが、2015年はイギリスで働くために有機食品の会社で働き、2017年からロンドンで再び治療家として働いています。治療のこと、クルーズのこと、食べ物のこと。色々綴っていこうと思います。

人に会うことの難しさ その2 40年も前に単身渡米する理由

メールにはこの日にこの街にいるという案内だけ。
しかし、何度メールを送っても返事がない。

さあどうしようか。
もう会うのを諦めるか。
と、思ってもう一度メールを読み返すと、なぜか大阪と東京だけ宿泊するホテル名が書かれてあったのです。(後日返信があったのですが、本人はそういうつもりでは書いてなかったそうです。)

「大阪では三井ガーデンホテルに泊まる。」
調べてみると、淀屋橋にあることがわかりました。

「よし、ダメもとで行ってみよう。」
仕事を早めに終わらせて、いざ大阪へ。

ところが、ちょうど尼崎ぐらい(大阪と神戸の間にある市です)で、三井ガーデンホテルが大阪の梅田(北のエリア)に2つあることが判明!
有名どころのホテルは各都市に1つだけ(例えば、リーガロイヤルホテルが梅田に2つないように。)と思っていたのですが、そうじゃないのですね。
勉強になりました笑

淀屋橋のほうばかりに気を取られていましたが、もう1つのほうとさてどちらに滞在しているか。
エイヤーで決めてもう1つの堂島という場所にあるホテルに決めて、地下鉄を乗り継ぎ向かいました。

フロントで尋ねると、なんとこちらで正解。本当に安堵しました。
メールの文面という、信じられるような信じられないようなものが、私の現実とリンクした瞬間でした。
しかし、電話をかけてもらったものの繋がらず。。。
外に出てしまったようです。

怪しいおっさんが訪ねてきて、「こちらにこういう方がいるはずなので取り次いで欲しい。」と聞いても、ホテルは対応してくれるものなのですね。
怪しがられて、退出させられるのかと妄想していました笑

ここまで来たら喰い下がれません。とりあえず、2時間は待ってみようと腹を決めました。

1時間ほど経った時、急に騒がしくなりました。中国人の団体が入ってきたためでした。
パスポートの確認やこれからの行動を中国語で説明されていて、周囲の状況がわかりにくくなっていたその時でした。
見たことのある背中が。

そうです、私にメールをくれたKさんでした。
私が初めその方の名前を呼んでも、反応してくれませんでした。

そしてもう一度、強く呼んでみたらやっとわかってくれました。
Kさんとしては全く予想していない出来事だったようで、とてもびっくりされてました笑

とりあえず部屋へと言われ向かうことに。
すると彼のパートナーであるIさんがベッドで寝ていました。

その人もまたびっくりするも、私を喜んで受け入れてくれたのでほっとしました。

上にパートナーと書きましたが、そうです、Kさんは同性愛者の方で、その抑圧がアメリカへ行く決意をした理由の1つだったのでしょう。
今でこそ日本で認知されつつある同性愛者の権利ですが、Kさんがいた40年も前の日本では肩身の狭い思いだったことでしょう。
「久しぶりに来た日本が懐かしいですか?」と尋ねましたが、「自分でもびっくりしたけど、全然懐かしくない。」
と、寂しそうに言っていました。(私にはそうみえたのです。)

3人で30分ほど会話をしていましたが、彼らは九州を朝発って、倉敷に寄り大阪へ来たそうで非常に疲れていました。
食事か一杯呑みに行けたらと思っていましたが、そうしたらきっと翌日大変だろうなと感じ、早々に引き上げました。

イギリスのリゾート地に友人のアパートがあり、そこに行く機会は日本に行くよりあるそうなので、また会う約束をして。

次はもっとゆっくり会えるといいなぁ。

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Amazonの中心都市マナウスでのクロコダイルツアー。

真夜中に出発して、地元の人が懐中電灯1つで子供のクロコダイルを探します。

真っ暗闇の中の作業は大興奮。