ある日のこと。
船で知り合った日本出身でカナダのバンクーバーに住む方から、「来週日本に行きます。九州方面に行き、大阪で1泊、そして関東へ行ってバンクーバーに戻ります。」
と言うメールが来ました。
「ぜひ会いましょう!」などはなく、ただただ旅程が記載されてあるだけでした。でも、私は思ったのです。「会いたい。」
船で会ったのは昨年初め。
PrinsendumというHolland Americaの会社の船ででした。
フロリダからマナウスというブラジル・アマゾン川の中心都市へ行って帰ってくるという3週間のクルーズで出会いました。
私は基本日本人1人なので、クルーズ始まるごとに乗客リストから日本人がいないかを探します笑
相手もまた日本人は少数のことが多いため、何かの縁で偶然居合わせたわけですし、仲良くなれたらと思うからです。
その方とは偶然船にあるサウナで会いました。
船には風呂がないため、もしサウナがある船なら私はできるだけ入って汗を流していたのです。
日本人っぽいけど、日本人と思って話しかけて間違えたらと思い、静かに入っていたら話しかけられ会話するようになりました。
40年以上も前に単身でアメリカのシアトルに渡り、バンクーバーへ移動。
ホテルのベルボーイから支配人にまで抜擢された話をしてくれました。
この方は60歳も超え、またカナダに住んでおられるので次にいつ会えるかわからない。
船から下船される際に「また会いましょう!」と交わしたはいいものの、実際会うことは本当に稀です。
だから私は、年齢などは関係なくもしこの人とは縁が続きそうだと思ったら、機会が巡ってきそうな時、自らたぐり寄せます。
以前船の患者さんで仲良くなったフランス人がいました。
その方からの年賀メールに「もし私たちの人生の道が重なり合ったら、またお会いしましょう。」という文面がありました。
これを読んだ時に、これは確かにその通りだなぁと思い、重なり合いそうなら無理にでも重ねようと決めたのでした。
そのメールが来たのがいつぞやの火曜日の夜。水曜の朝に「大阪に居る時に会いませんか?」と聞いたものの、全然連絡がありません。。。
「会いたい」と思ったものの、途方に暮れていました。
さあどうしようか。
続きは次回に。