英国の、船上の鍼灸師の日記 the diary of acupuncturist on Great Britain, cruise ship

2012年から客船で鍼師として働いていましたが、2015年はイギリスで働くために有機食品の会社で働き、2017年からロンドンで再び治療家として働いています。治療のこと、クルーズのこと、食べ物のこと。色々綴っていこうと思います。

クルーズ cruise

会えないと思ってたら会えた

人の縁の繋がり方って本当に不思議だなと思います。 こちらがこの人と気が合いそうと思って、思い切って声をかけても、あちらは何も思ってなかったり、そのまた逆もしかりなわけで。 船で治療をして、その時はイギリスで働くなんて思ってもいなかったのに、…

働いてた船の姉妹船がアメリカの選手村に!?

私と同じようにクルーズ船で働いていた鍼師の方から嬉しいニュースが届きました。 リオオリンピック米国選手団が大盤振る舞い、選手村入りはせず豪華クルーズ船をチャーター (http://business.newsln.jp/news/201608030958070000.html) この記事によると、ア…

メイドのメの字も知らない興味がない外国人をメイドカフェに案内する。 船の同僚が大阪に来航したその5

あらすじ) 船で働いていた時の友人、ネルマリーとブランカが大阪に船で来航したので、私が1日観光に連れて行った珍道中 阪急河原町から淡路経由で大阪ミナミへ。難波にも近いこの地域は、私は香港や台湾などアジアを意識させます。 と言って、アジアな雰囲…

日本に興味がない外国人が日本に来てかき氷を食べると。。。 船の同僚が大阪に来航した その4

(あらすじ) 船で働いていた時の友人、ネルマリーとブランカが大阪に船で来航したので、私が1日観光に連れて行った珍道中 残念ながら口に合わなかったご飯をあとに、いざ伏見稲荷の境内へ。 手水で手と口を洗おうと思い、彼らにデモンストレーションをしまし…

スターバックスの持つイメージと、炭水化物に甘いつゆ。 船の同僚が大阪に来航した その3

「さあ、どうしたものか。」 と今日の行動計画をおさらいしていると、遠くのほうから、"Jun!!!"という声が。 友人のネルマリーが手を振って呼んでいました。 船と陸地という距離感というのはいいものですね。 近いようで遠い。飛行機の着陸ターミナルから友…

船の同僚が大阪に来航した その2(寄り道) ベネチアとフォークアイランドの思い出

一応、中に入れる時間を確認してみると、「11時ぐらいになると思います。」との回答。 前回書いた私の計画が音を立てて崩れていきます。。。 何をどう変更しようか。考えなければなりませんでした。 出鼻をくじかれるも、船で働いていた時、待ち遠しい港ほど…

船の同僚が大阪に来航した その1‏ あなたはどこに案内しますか?

数ヶ月前、船で仲の良かったスパのマネージャーから連絡がありました。 「乗っている船が大阪に泊まるから会おう!」 私は船で三年働いていましたが、友人と呼べる人は数人しかできませんでした。その中の1人がやってくる。しかも船で。 船員の国籍は様々で…

人に会うことの難しさ その2 40年も前に単身渡米する理由

メールにはこの日にこの街にいるという案内だけ。しかし、何度メールを送っても返事がない。 さあどうしようか。もう会うのを諦めるか。と、思ってもう一度メールを読み返すと、なぜか大阪と東京だけ宿泊するホテル名が書かれてあったのです。(後日返信があ…

人に会うことの難しさ その1‏

ある日のこと。船で知り合った日本出身でカナダのバンクーバーに住む方から、「来週日本に行きます。九州方面に行き、大阪で1泊、そして関東へ行ってバンクーバーに戻ります。」と言うメールが来ました。 「ぜひ会いましょう!」などはなく、ただただ旅程が…

外国の船で働くのに〇〇ができないと・慣れないと。。。 その5 どのように私は馴染んでいったか

結論から書けば、私は馴染めなかったなぁと思います笑 社交的ではないですし、自分から積極的に話しかけていくタイプでもないので。。。 初めは友達を作ろうとパーティーに毎回参加したり、スパの同僚がスパ以外の人と出かけるときに一緒に出かけたりしまし…

外国の船で働くのに〇〇ができないと・慣れないと。。。 その4 船会社毎のコミュニティ

前回書いたように、船で働きだすと、まず船自体に戸惑いを覚えます。 それとどうように戸惑うのが船のコミュニティです。 私は4回の契約で計3社のクルーズ会社で働きました。(私が属すスパの会社は同じなのですが、そこが色々なクルーズ会社と契約を結んでい…

船で働くのに〇〇ができないと・慣れないと。。。 その3 環境

アメリカ領プエルトリコの空港から約20分ほど。 開けてくる大きな港。 今まで見たことのない大きな船、しかもタンカー船とも戦艦とも違う、琵琶湖に浮かぶミシガン(遊覧船です)とは比べ物にならない規模の船がひしめき合って停泊していました。 もしクルーズ…

外国の船で働くのに〇〇ができないと・慣れないと。。。 その3(寄り道)

次は「船という環境」についてです。 まず初めての船に乗るまで、一悶着があったので書いてみます。 私は船に乗るに際し、まずカリフォルニアのロングビーチで研修を受けました。 その研修は3日間の予定でした。 「予定でした」と言うのは意味があり、会社か…

外国の船で働くのに〇〇ができないと・慣れないと。。。 その2 英語習得はやはり環境が重要では

苦労した点その1は英語です。 試験パスしたのにどうして苦労するんだ!と思う人で、もしTOEICやTOEFULを受けられた方ならわかると思います。 例えTOEICで高得点を取っていても、すぐに海外で生活したりビジネスシーンで活躍できません。 テストはあくまでも…

外国の船で働くのに〇〇ができないと・慣れないと。。。 その1

3年船で働いていると、日本人は一般的に英語が話せないと思われているからか、「あまたは英語がうまいね。」と時々言われます。 「どうやって英語を勉強したんだ?」とも質問されましたが、「なんとなく」としか答えられません。 留学もしたことはありません…

船で初めて診た患者さん その3

「何も知らない上に、心の準備ができてないのに。。。」 もちろんそんなことは思っていても言えません。今でなら、「やった!」と思えますが、その時は「うまく施術できるのか。。。」と言う不安で押し潰されていました汗 今でも、待合室にいた患者さんが笑…

船で初めて診た患者さん その2 初めてのエンバケーションデー(乗船日)

船ではエンバケーションデーと言う日があります。 日本語で言えば、「乗船日」、つまり、ゲストが船に乗ってくる日です。 その日はゲストを迎えるために各部門が各部門ごとにゲストを迎えるウエルカムデーとなります。 特に私たちスパ(私が働いていた会社で…

船で初めて診た患者さん その1 若く見られてしまうアジア人

ご存知の方も多いかと思いますが、アジア人はえてして若く見られがちです。 私は今年32になりますが、20代前半とさえ言われたこともあります。 治療家にありがちなのが、若いとみられると、この人は未熟だと思われて信用されないため、鍼を打って自分として…

船で鍼師として働いてよかったか

タイトルのように自問することがあります。 答えは「イエス」です。 なぜなら、他の同年代の鍼灸師より度胸がついたと思うからです。 度胸。 そんなものが、鍼師に必要かと思うかもしれません。 経験と言い換えても良いのかもしれませんが、経験とだけ言うに…

船禁断症状

船を降りて数ヶ月経とうとしています。 船と船との間の休みはだいたい2、3ヶ月です。 目安は1ヶ月につき、陸地での休みは1週間だと言われています。 過去3回の休みも2~3ヶ月の間だったので、ちょうど今ぐらいが本来であれば日本を離れている時期です。 少し…

次も船に乗るのか その4 ロンドンを選ぶまでの道のり

その条件を述べる前に、そこに至るまでの道のりを書こうと思います。 実は船に乗る前に、海外で鍼灸師として働くことは出来ないのかと色々情報収集をしていました。 もう四年近く前の話になります。 その当時はまだ30歳未満だったので、ワーキングホリデービ…

次も船に乗るのか その3 どういう選択肢があるか

陸地で働くが、日本ではない。 まあつまりは海外なわけです。 実は船を降りる数ヶ月前から、次はもう乗らないと決めていたので、アンテナを張り始めていました。 海外にいる友人に聞いたり、サイトをしらみつぶしに見たりなど... しかし、30歳を越えて就労ビ…

次も船に乗るのか その2 どうして船に乗ろうと思ったか。

そもそも、どうして船に乗りたかったのか。 それをまず考えることにしました。 「世界をもっと見てみたい。」 そんな月並みな気持ちもあります。 でも、本当は違います。 「将来も日本に居続けることが不安」 と言う、とてもネガティヴな発想から私は船に、…

次も船に乗るのか その1 なぜ船に乗りたくなくなったか

2012年の12月から約3年、合計4回会社と契約して船で働いてきました。 契約の終わり頃になると、次はどうするのかマネージャーに聞かれ契約を更新してきました。 今までは、もう一度船で働き世界を見ようという気持ちが毎回芽生えていたのですが、今回はその…

なぜメキシコ人は英語を話せるのにスペイン語を話すのか?への考察 その2

「私たちはメキシコ人なんだ。どうして英語を話す必要があるんだ?」 この答えを聞いた時、私はまず「日本人ならこういう回答はしないよな。と思いました。 日本人には英語を話すことに対する憧れ、逆の見方をすれば話せる人への劣等感があるように思います…

なぜメキシコ人は英語を話せるのにスペイン語を話すのか?への考察 その1

私が働いていた船は、飛鳥のような日本の船ではありませんでした。 オーナーはイタリア生まれのモナコ人ですが、船での公用語は英語なので、アメリカ人、イギリス人を中心に世界中からゲストが来ていました。 その中で、個人的に興味深かったのが南米人特に…

ウォシュレットが懐かしかった日々 その2ー さあどうするか

2012年の12月から船で私は働いていますが働く前から、海外にはウォシュレットはないと聞いていました。 まして、自分の船室なんてゲストじゃあるまいしないのは当然だろうなと考えていました。 でもその一方で、やっぱりウォシュレットは欲しい。 どうしたも…

大西洋を横断するその5 忍び寄る時差

大西洋や太平洋を横断した時、飛行機の横断と違うのが時差の感じ方です。例えば、アメリカとイギリスでは5時間の時差がありますが、飛行機ではこれを一気に感じるのに対し、船では1日1時間(時々2日で1時間)時差が生じ、1日25時間という日が5日発生してマイア…

大西洋を横断する その4 24時間ジェットコースター

マデイラ諸島を抜けると、 日間の海が待っていました。日間海の上にいるという感覚。皆さんはどう思われますか?海水浴で海にずっと浮かんでいて気持ちがいいのかも。そう思われる方もいるかもしれません。でも、そんなに甘いものじゃあない汗まず、海水浴の…

大西洋を横断する その3 船々が横断した軌跡

マデイラ諸島とアゾレス諸島は、オセアニア大陸とアメリカ大陸を渡る際に必ず立ち寄ると言っても過言ではないかもしれません。横断に必要な燃料と食料を調達するためだと聞きました。私が働いているクルーズ船の場合、普通の観光では立ち寄れない場所に行け…